eラーニングコース修了生 分科会のご報告

eラーニングコースの修了生は、修了後も定期的な分科会を継続して、お互いの学びに役立てています。コロナ禍で、zoom開催が多かった分科会ですが、3月と4月は対面で分科会を開催することができました。

3月は、京都女子大学のすぐ傍に位置する豊国神社の歴史や宝物について、修了生が纏めた発表を聞いた後、実際に神社を訪れました。宝物館では、発表で取り上げられた重要文化財豊国祭礼図屏風の実際を見て、現在のどの辺りでどんな祭礼が、当時行われたのかを改めて確かめることができ、感動しました。また、重要文化財の鉄灯篭や豊臣秀吉の日用品が収められていた桐鳳紋蒔絵唐櫃など貴重な宝物や秀吉の「歯」といったちょっと変わったものまで、大切に保管されている様子を知ることができました。
当日、丁寧に分かりやすく説明を加えてくださった豊国神社 権禰宜 大島様には、深く感謝いたします。通称「女坂」と呼ばれるいつも通っていた道は、豊国神社の参道であることを知り、京都東山区の歴史の一端に触れ、参加者一同がとても充実感を得た分科会となりました。

 

4月は陶芸家の修了生の個展を陶磁器会館に見学に行き、清水寺周辺を散策したあと、ランチ会を行いました。ランチ会では、近況報告を行ったり、自身の仕事の企画について意見聴取する修了生も居たり、話が尽きず、たいへん盛り上がりをみせました。

安心できる仲間で発表できる場を作り、プレゼンテーション力を更に伸ばず機会を持ちたい、情報交換を継続したいという意見から、修了生たちの自主運営で始まった分科会ですが、2年間継続するうちに、多くの学びを得たり、キャリアについて互いに相談したり、京都の文化に触れ、散策して楽しんだり、近況報告して元気を貰ったり、リフレッシュしたりと、そのネットワークは、リカレント修了後も、更に貴重なものに発展をみせています。

【女性リーダー・管理職育成コース】「OSAKAジョブフェア」のセミナー企画を行い、高評価をいただきました!

女性リーダー・管理職育成コースの受講生たちは、「創造性を高めるためのブレークスルー演習」中で、実際の「OSAKA労働フェア」で行われるセミナー企画を考える機会をいただきました。受講生たちは、3つのグループに分かれて、学生、求職者、企業とそれぞれの対象に向けたセミナーのタイトルや内容を、グループワークの中で講師にアドバイスを受けながら企画しました。
当日は、どのセミナーもほぼ満席となり、セミナー後のアンケートでは90%以上の参加者に満足との回答をいただくことが出来ました。
PBL形式で行われたこの演習では、受講生たちには、多くの学びがあったようです。フェア当日は、わざわざ有給休暇を取り、セミナーを見学に来てくれた受講生が多くいたことからも、演習への熱意を感じ取ることが出来ました。

女性のためのリカレント教育推進協議会 第4回シンポジウムへ多数ご参加いただき、ありがとうございました。

女性のためのリカレント教育推進協議会(FRE)は、日本女子大学、関西学院大学、明治大学、福岡女子大学、京都光華女子大学、山梨大学、本学が連携し、女性のためのリカレント教育を推進していくにあたり、まだ、多く残されている課題の共有や解決の検討、そして、社会的な認知を得るための啓発活動などを行っています。
今年度からは、本学が幹事校を務めさせていただき、第4回目となるシンポジウムを開催いたしました。
今回は、「アントレプレナーとリカレント」というテーマで、起業家による講演やリカレント修了生と連携校の卒業生を招いたパネルディスカッションが行われました。起業の実際や登壇者それぞれに、アントレプレナーシップについて、お伺いできたのは、とても貴重な機会でした。
また、最後には、各大学のリカレント教育についての報告があり、女性の再就職や転職のための学びを中心としていたリカレント教育が、各校の努力により、ここ数年で、多岐に渡ってきていることが分かりました。
今回、アントレプレナーシップをテーマとして取り上げたのも、まさに、リアルタイムだったと言えそうです。
多数の方に、ご参加いただきましたことを心より感謝申し上げます。


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2022年度リカレント修了式を行いました。

2018年京都府内初のリカレントとして開講して以来、2023年度は最も多くの修了生を輩出する年度となりました。
本年度は、キャンパス平日コース、文系女子のためのDX入門コース、女性リーダー・管理職育成コースの3コース、81名もの受講生が、修了を迎えました。
修了式では、まず、京都女子大学地域連携研究センター客員教授 池上彰先生からのビデオメッセージが会場に流され、修了生たちは、熱心に聞き入りました。池上先生からは、生涯にわたり、リカレント、リスキリングなど学び続ける大切さについて、説得力ある説明がされ、仕事、家事、育児と学習を両立し、修了を迎えた履修生たちの努力へ賞讃をいただきました。
本学学長 竹安栄子先生からは、リカレント修了生のひとり一人が、今後社会で活躍していくことが、社会を変えていく礎となると、これからの活躍を期待するエールが送られました。

修了式の後は、それぞれのコースに分かれて、茶話会が開かれました。お点前に心得のあるコーディネーターと修了生が、抹茶を立てて愉しむコースも見られ、どのコースもリカレント修了に、名残を惜しむ様子が見られました。
修了生たちからは、知識、スキル習得に加え、共に切磋琢磨して学ぶ仲間に出会えたことは、リカレントの魅力だという声が多く聞かれました。
今後、地域連携研究センターでは、働く女性ネットワークとして、修了生たちが繋がりを継続できるように、ビジネスセミナーなどを企画していく予定です。

【女性リーダー・管理職育成コース】成果報告会を実施しました。

女性リーダー・管理職育成コースでは、第1部がテーマごとのグループ発表、第2部は、受講生所属企業の代表やリカレントの講師など来賓の方々から質問や感想をお伺いする座談会と、2部構成で開催しました。
第1部の発表では、パワーポイントを駆使したインパクトあるプレゼンテーションに、聴衆一同が、感動し、引き込まれました。一人ひとりの顔をイラストで紹介したりするなど、グループ毎に楽しい演出が施され、個性を存分に発揮した聴きごたえのあるものでした。お揃いのTシャツで登場するグループもあり、6グループでの約1時間半に及ぶ発表時間が、あっという間に感じられる充実した時間となりました。

第2部の座談会では、これからのリーダー像や女性活躍について、1部での発表内容をベースに、活発に意見交換がされる貴重な時間となりました。
フラットな近い距離で、企業トップの方や講師の方から激励を受けたことで、受講生たちのキャリアへ挑戦する意欲は、より高まったようです。
企業内での女性活躍の場を広げるためにも、受講生たちの今後の活躍を大いに期待しています。
お忙しい中、ご出席いただきました皆さまには、事務局一度、心より、感謝を申し上げます。

【平日通学コース】成果報告会を実施ました。

キャンパス平日通学コースでは、幅広い年代の多様なキャリアを持つ方が受講しています。
今回の成果報告会では、皆さんの多様な経歴を、終始、たいへん興味深くお聞きすることが出来ました。
結婚、出産といったライフイベントや夫の転勤など、キャリアの中断や、キャリア転換を余儀なくされた体験や、その過程での決断は、それぞれで様々ですが、皆さんの今後について、学び続け、自身のキャリアを開いていきたいという前向きな姿勢には、聴いている一同が、感動をおぼえました。
このコースは、学部での教養科目やビジネス知識やスキルを習得する科目まで、120時間以上を学ぶことで、履修証明書を手にします。仕事、家事、育児と忙しい中で、120時間以上もの学びの時間を確保し、修了を迎える受講生たちに、事務局一同、心から、賞讃を与えたいと思います。

【DX入門コース】成果報告会を実施しました。

京女リカレントでは、個々のリカレントでの学びの成果をパワーポイントに纏め、プレゼンテーションする「成果報告会」を毎年実施しています。

今年度の成果報告会は、DX入門コースから始まりました。
印象的だったのは、「DXとは何だろう?」と全く知識の無いところから学び始めた方や、「どちらかというと数字とは関わりたくない。」「数学は大嫌いだった。」という所謂、文系女子の方が、正確なデータを把握し、客観的に事実を捉える大切さ、データ分析から、新たな視点や発想が得られることへの気づき、統計学の面白さについて語られたことです。これらの発言から、入門として設置したコースで、一定の成果を確認出来たことを、嬉しく思いました。
また、受講生同士のコミュニケーションやキャリアカウンセリングを通じ、リカレントは、知識を学ぶことに加え、キャリアの棚卸しや、自己理解を深め、今後のキャリア形成に有意義であったことも確認できました。

今後の学びの継続について語り、さらに学びにチャレンジしていきたいと、堂々とプレゼンテーションする雄姿に、出席した講師や事務局一同が、感動する1日となりました。

「氷河期世代の活躍支援セミナー」を開催しました。

あらゆる企業が、バブル崩壊後に新卒採用を渋り、採用枠を極端に減らしたことなどから、この就職氷河期に就職活動を余儀なくされた現在37歳~51歳の年齢層の人は、就職氷河期世代と称されます。
新卒時に困難な就業活動を経験されているこの世代には、本学リカレントでも、知識やスキルを磨き、自分自身をブラッシュアップしようと意欲的に学ばれている方が多くいらっしゃいます。
このたび、この氷河期世代に向けたセミナーを、製造業、福祉・介護、食品販売と、3つの異なる業種の企業さまのご協力をいただき、開催しました。
セミナーでは、それぞれの業界について、ご説明いただいた後、少人数に分かれた受講生グループの中に、企業担当者に入っていただき、アットホームな雰囲気の中で、コミュニケーションを深める時間を持ちました。
企業紹介や求人票だけでは分かりにくい、企業側が本当に求めている人材や、それぞれの職種について、深堀りしてお伺いすることができ、受講生にとっては、企業のご担当者と交流できる貴重な機会となりました。

このように、企業さまとの連携やご協力のもと、講座やセミナーが実施できることに、事務局一同、深く感謝しております。

【DX入門コース】交流セミナー「隣のデータサイエンティスト」第2回目を開催しました。

この交流セミナーは、3回のシリーズとなっています。第1回目は、本学改革推進室IR室長、第2回目は、NTT西日本(企業)、第3回目は、データサイエンティスト協会(専門職団体)とそれぞれ回ごとに違う分野から講師を招き、データを活用した分析の実際についてお話しいただきます。
第2回目の今回は、24名の受講生が参加し、熱心にNTT様からのお話しに耳を傾けました。
お話しの中にあった「データを扱う時には、何よりその顧客と相談しながら進めていくことが大切だ。」とのコメントに、受講生たちは、ビジネスはどんな分野、シーンでもコミュニケーションの在り方が大切であることを、改めて実感できたようです。

【女性リーダー・管理職育成コース】グループワークを多く取り入れ、実践的な授業を実施しています。

女性リーダー・管理職育成コースでは、オンデマンド授業や座学に加え、授業の中で多くのグループワークを取り入れた授業が行われています。
グループワークを通じて、実際に就業イベントの企画を行ったり、自分が目指す理想のリーダー像やリーダーシップについて思考したりすることで、多くの気づきを得ています。
このコースでは、成果報告会も受講生たちがテーマを決め、グループ発表を中心に行うことが決まりました。企画力、プレゼンテーション力のアップも期待でき、楽しみです。